(2012年10月30日 読売新聞)YOMIURI ONLINE で赤レンガ読書会を紹介していただきました。
人と出会い 語り合う場
本を題材に人生哲学や自分の大事にしていることなどを率直に語り合う「赤レンガ読書会」の参加者たち(横浜市の八洲学園大学で)=岩波友紀撮影
インターネットを通じて集まった人たちが本の感想を語り合ったり、お薦めの本を紹介し合ったりする「読書会」が若い世代を中心に人気だ。
新たな本との出会いや、価値観の違う他者と意見を交わす面白さがあるのだという。
「命に値段を付けるという考え方は、どう思います?」「正確に数値化できるのか疑問。考え方そのものが成立していないのでは」――。
今月上旬、横浜市内で開かれた「赤レンガ読書会」には、男女10人が参加した。取り上げた本は、ベストセラーになった哲学書「これからの『正義』の話をしよう」(早川書房)。漂流中の船上で生き延びるために仲間を食べられるか――といった本の中の事例をもとに議論を開始。命や生き方にまで話は発展し、たちまち予定の2時間が過ぎた。
「赤レンガ読書会」は、同市在住の自営業、粟野隆文さん(28)が友人3人と共に今春から始めた。ホームページで参加者を募集し、毎月1~2回、横浜市や東京都内で開く。参加費は1回2000円。課題本は、ビジネス書から、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」まで幅広い。粟野さんは「今の時代、本について深く語り合いたいと思っても、そんな仲間はなかなか見つからない。ならば、自分たちで集う場を作ろうと思った」という。
参加者は20~30代が中心。今回の読書会に参加した20代男性は、「職場で本の話をすると、知識のひけらかしと取られそう。様々な考え方が聞けて、楽しかった」と話す。
粟野さんらの活動に、地元・横浜市内の通信制「八洲
やしま
学園大学」が賛同。10月からは同大学内でも「赤レンガ読書会」を開催することになった。
読書会といえば、地域や大学などを拠点に、決まったメンバーが集まり、本について語り合う形が多かった。しかし、最近はインターネットを介し、全くつながりのなかった人同士が集う読書会が増えている。参加者は若い人が多い。
(2012年10月30日 読売新聞より)
「読書会」若い世代中心に人気~YOMIURI ONLINE~
赤レンガ読書会 ~ BookClub RedBricks ~ ホームページ
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